シンガポールへの旅行日程が決まりガイドブックや
シンガポールナビなどで現地料理なんぞやらを
調べながらテンションは上がり気味だったのですが、、
フライトの前日になんと6歳の長男のパスポートの
残存期間が6ヶ月を切っており、入国に
必要な条件を満たしていないことに気づき、
目の前が暗くなり、ネットで同様事例を調べたり
東南アジアに詳しい知人・友人に相談をするものの
明確な答は見つからずの24時間でした。
この問題に気づいたきっかけは前日にウェブで
ウェブチェックインをしようとしたところ、
ブロックされたことでした。
同様の事例は怒っているようなので自分の経験を
ブログ上で公表することで少しでも参考になる方が
いれば?と思い記述することにしました。
但し、あくまでも私のケースなので参考程度で
お願いします。
今回の事例は以下の通りです。
対象:息子6歳
残存期間:規定の6ヶ月に対して10日間足りない
渡航予定期間:五日間(3泊5日うち機内泊2日)
利用空港:羽田空港/チャンギ空港
その他の渡航者:私、妻、次男(3歳)
まずはネットで調べた限りに知った必要条件は
・旅行者のパスポートの残存が6ヶ月以上
・帰国用の航空券を所有していること
最近はウェブで直接ホテルや航空券を購入する
人が増えたので上記条件を見過ごすケースが
増えているのだと思います。
▪️想定できるハードル
1)羽田空港搭乗カウンターでの発券
2)搭乗できた場合、現地の入管でNG、強制帰国
→この場合は家族2人はそのまま入国、2人は帰国
▪️選択肢
1)渡航を諦める
2)やれるところまでチャレンジ
上記を踏まえた上で当初半分諦めの心境でした。
理由としては、万が一搭乗でき、チャンギ空港まで
着いたとして、入管でNGを出されそのまま家族が
別れて二人だけ帰国というのは6歳の長男には
精神的にきついこととそれだけのリスクを取るなら
金銭的には確かに勿体ないが、きちんと準備をし
またシンガポールに来ればよいという理由からです。
しかし、今回のケースに関してはいえば両親ともに
パスポートは問題ないこと、規定に対し10日だけ
足りない期間は10日間だけだからなんとかなるかも?
という気持ちもありました。
一般的にはシンガポールは東南アジア諸国の中でも
政府の規制が厳しく、こと入管についても厳しいと
海外出張に慣れている友人は指摘していました。
▪️渡航当日
フライト出発時刻の3時間前に到着。
羽田空港に到着、チェックインカウンターへ。
4名分のパスポートをチェックしていた航空会社
の方が長男のパスポートを見て気付きました。
「少々お待ちください」と言われその場を離れ、
彼女の上司と見受けられる方と一緒に戻り、
上司の方から残存期間につい指摘を受けました。
こちらは上記選択肢の#2で行こうと決めていたので
「金銭的なリスクが生じても渡航をしたい」
と伝えました。
雰囲気としては(立場が違うので当然ですが)
会社としてはできれば搭乗を諦めて欲しいという
感じでした。
しかし、強制的に発券を取りやめることは
ないような、、、判断が難しい状況でしたが、
先方の提案で国際電話でチャンギ空港に電話をし
確認をしたいからしばし待ってくれないか?
との提案を受けそのままお願いすることに、、、
ここからおよそ45分
先ほどの上司の方とは別の方が見えチャンギ空港の
担当者の見解だと、入国審査官次第なので明確な
回答が出せないとのこと。
そこで再度リスク(入管できない場合、必要な
チケット購入代金)は全て責任を負うと伝えた
ところ、航空会社の立場としては発券するには
上記リスクに関する同意書にサインが必要と説明を
受けたのでサインし発券してもらうことにしました。
ここでまず一番目のハードルは通過です。
▪️入管にて
チャンギ空港までおよそ6時間のフライト、
現地時間の早朝6時に無事到着、、、しかし、
心の中は穏やかではなかったです。
最善を尽くしたく考えた事前準備は以下の3点:
1)3歳の次男が入国審査官に笑顔でHELLOと挨拶
2)4名分のパスポートを渡す際、長男のは一番下
3)入国審査官はなるべく子供がいそうな方を選ぶ
3)については自分で選ぶ事が難しいのですが
5つある入国レーンの中で私達が選んだレーンの
審査官は40代の女性審査官でした。
想定通り3歳の次男は笑顔でHELLO、
4枚のパスポート(長男のものは一番下)を渡し、
私が笑顔でGOOD MORNING! HOW ARE YOU?
審査官はGOOD MORNINGと応えパスポートを
チェックし始めました。
そしてそのまま4冊全てのスタンプを押すと
二人の息子にキャンディをくれました。
渡航初日で全てのエネルギーを使い果たしましたが
おかげで楽しい旅行となりました。