阿波踊り仲間と阿波踊り談義をする際によく
出るテーマのひとつに
「上手い踊りと下手な踊りの違い」がある。
そもそも上手い踊りとはどんな踊りなのか?
上手い踊りを言葉で説明することができるのか?
これが意外と難しい。
また見る人によって尺度が異なるために
上手い踊りの基準というのが統一されて
いないことも評価が難しい理由なのだと思う。
そこで上手な踊りの尺度を自分なりに考えてみた
結果が以下の項目分けである。
·まとまり度
→体軸の安定、バランス、手足の位置など
·なめらか度
→手足や関節の使い方全般。指先やつま先の使い方など
·緩急度
→止め、踊り出し、スピード調整、間の入れ方など
·躍動度
→上下のリズム、
·表現度
→表情(笑顔)、目線、ウチワ、ステップおよび
それぞれの組み合わせ
全ての項目ごとに1点から5点の評価を付け、
5項目での合計ポイントを合計し算出し、
総合点数が高い順に踊りの美しさを一つの
基準として測れば、完璧ではない(それでも
主観的判断が入るので)がある程度は言葉での
説明が可能になるのではないだろうか。
またこの基準の活用方法のひとつとして
指導の際、教わる側である踊り手の原状スキルの
見える化が可能になる。
また一定期間を経てのレベル上達の把握が
可能になる。これにより弱点の克服、上達の
継続を言葉で説明することになりよりレベルの
高い指導が実現するのではないかと思う。